山中俊治氏の発言はシンプルで深い。
面白かったらシェアしてくれると嬉しいですm(_ _)m
山中俊治氏のTwitterにて
今朝、Twitterのタイムラインを覗いていたら、日本を代表するインダストリアルデザイナーの山中俊治氏が素晴らしい事を呟いていた。
「絵は『目』で描くものであって『手(の器用さ)』で描くものではない。」 ということを説明するために、左手で書いたスケッチ。ついでにサインも左手鏡字 #YamSketches pic.twitter.com/JSt57eCavT
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2016, 1月 14
何て論理的且つ行動力のある表現
朝から何とも言えない感情でザワザワしてしまいました。また、山中氏の言葉とんでもなくシンプルでいて、それでいて幼稚ではなく、知見の詰まった行動。これは震えました。
最近、更新されんないけど、デザイン・エンジニアリングの全てが詰まった「作り手」の感情をみる事ができる山中俊治氏のブログも超オススメ。
良く知られている事ですが、音階は、音の波長の不思議な調和でできています。1オクターブ上がるとちょうど波長が半分になり、その音を生み出す弦の 長さも半分になる。つまり、音階に対応した長さの弦や管を並べると、1オクターブごとに半分、半分の半分、半分の半分の半分…と変化していく、きれいな カーブを描く列ができる事になります。これを数学的に言うと、等比級数と言ったり指数関数と言ったりするわけですが、それが人の耳にも心地よく聞こえるの です。
この音色と物理法則の美しい関係は、多くの物理学者や数学者を魅了してきましたが、当然の事ながら楽器のデザインの根源的な基調にもなっています。 ギターのフレットのピッチが心地よいリズムを持っているのも、グランドピアノの上から見たかたちが美しいカーブを描いているのも、パイプオルガンの管が壮 大なアーチを作るのも、みな同じ理由からなのです。
http://lleedd.com/blog/2012/03/12/musical_instrument_design/
全てのエントリーおすすめですよ。
オススメ本
下記2冊は名著中の名著です。超衝撃を受けました。
- 作者: 山中俊治,脇田玲,田中浩也,坂井直樹,岩竹徹,加藤文俊,中西泰人,藤田修平,筧康明,水野大二郎
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: 単行本
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